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執筆者の写真Flora Maternity

子どもたちを取り巻く性の現状と課題

更新日:2021年8月25日




はじめに

 最近、テレビやネットなどで子どもの性被害のニュースを目にすることが増えました。 子どもが性被害にあった時、親や周りの大人たちが支えになる必要があります。 もし、子どもが性被害にあってしまったら、ずっとそのことがトラウマとなり、その後の人生に影響を及ぼす可能性も。

 大人がどのようなサポートをしたかによって、子どもの将来が変わってくるのも事実です。ただ、自分の子どもが性被害にあうと、親であっても冷静になれず大きなショックを受けてしまうため、適切に対応できないことも多いです。  もちろん、大切な子どもが性被害にあうことを想像したくはないですが、万が一被害にあった時なんらかの知識があれば、スムーズにサポートできるかもしれません。 そこで、ここでは子どもが性被害にあった時の適切な対応や、性被害にあわないための予防策などを解説したいと思います。




子どもが性被害にあってしまったら

もし、子どもが性被害にあってしまったら、どのように対応すればいいのでしょうか?


・しっかりと話を聞いてあげる


子どもが性被害にあったら、最も大切なのは子どもの話をしっかりと聞いてあげること。 性被害にあった時、部屋に閉じこもったり、話をしたがらなくなることが多いです。話をしてくれなくても、話をしたくなるまで忍耐強く耳を傾けてあげるようにし、問い詰めるように聞くのはやめましょう。 だれに何をされたのかを聞く際も、自然に離せるような雰囲気にした上で聞いてあげるといいでしょう。できれば、子どもが話している間、録音や録画をしたり、メモをとっておきましょう。 記録することで、子どもに何度も同じことを聞いていやな思いをさせずに済みます。また、大切なのは子どもの話を聞く際、子どもが言うことを否定しないこと。 否定するような発言は子どもの心を傷つけてしまうからです。 さらに、性被害にあったのは子どもに落ち度があるような発言も絶対にしてはいけません。 信頼している親や大人が子どもを責めるような発言をすれば、子どもはその後、大人のことを一切信頼できなくなるでしょう。 信じたくないような内容でも、しっかりと受け止めてあげることが大切です。

・証拠を残し警察に連絡する


子どもが性被害にあうことはつらく認めたくないことです。 でも、証拠を残し警察に届け出ることが大切です。 多くの場合、子どもの性被害の加害者は身近にいる大人。 二度と同じことが起こらないよう被害届を出すようにしましょう。 できれば、被害にあった時の衣服を保管しておき、警察に提出するようにすれば、衣類から証拠を見つけてくれます。 警察に届け出るのが困難な場合は各都道府県にある性暴力被害者の支援センターを利用するといいでしょう。 ここには性被害にあった人をサポートする支援員がおり、弁護士や医師など専門家を紹介してくれるなど、さまざまなサポートを受けることが可能です。 警察や産婦人科に付き添ってくれたりと、安心して支援を受けることができるでしょう。


子どもの性被害を予防するには

次に、大切な子どもを性被害から守るにはどのような予防策があるのか、具体的な方法をご紹介します。

・大声を出してすぐ逃げる

小さな子どもに性被害の予防策を細かく伝えたところで、そこまでの効果は期待できません。分かりやすく、「怖い思いをっしたら大声を出してすぐ逃げる」など、シンプルに伝え、徹底させることが大切です。 「いやだな」とか「怖いな」と思ったら、すぐ逃げると同時に大きな声で大人に助けを求めることができれば、被害を最小限に食い止められるかもしれません。

「間違っていてもかまわないのですぐ大声を出したり、逃げことが大切だ」ということをしっかりと伝えましょう。

・1人になるのを避ける

毎日のように通る近所の道や通学路でも、誰からも見えない死角があるはず。 死角を1人で歩くのは危険だということを子どもに伝えてあげましょう。 また、人気のない公園のトイレや駐車場、集合住宅の階段などは不審者が隠れている可能性も。 そういった場所には近づかない、遊ばないように言い聞かせましょう。


・インターネットにフィルタリングをかける

お子さんが性被害にあわないように親ができることも多いです。 たとえば、最近はSNSを通じて知らない人と出会い、性被害にあうケースが増えています。 お子さんが性被害にあわないよう、子どもがスマホを持っているなら安全にネットを使えるようフィルタリングサービスを利用しましょう。

現在、携帯電話を販売する店などに新規契約時や機種変更、名義変更の際に法律上フィルタリングについて説明しなければならないと決まっています。 しっかりと説明を受け、子どもの年齢や利用内容に応じたフィルタリングの設定を行いましょう。 と同時に、ネットの危険性について教えたり、スマホの安全な使い方やルールなどを家庭内で決めておきましょう。 たとえば、1日何時間まで使ってもいいのか、自分の個人情報を相手に教えない、書き込まない、知らない人と会う約束をしない、自分の写真を送ったりしない、何かトラブルがあったら親にすぐ相談する…などですね。 また、新しいアプリを入れる時は親が確認することも大切です。 ただ、ここまで徹底したとしても、悪い大人は言葉巧みに子どもの信頼を得て少しずつ関係を深めてくるもの。 何かあった時親に気軽に相談しやすい雰囲気づくりを心がけましょう。

・外出先でトイレに一人で行かせない

子どもと外出した時、トイレに行きたいと言っても1人で行かせるのは絶対にやめましょう。 実際に小学校高学年の子どもがトイレで襲われる事件が起きています。 ただ、ある程度の年齢になると自分の性別とは違うトイレに行くのは嫌がるようになるので、トイレの入口付近で待っておき声かけをするか、空いていれば多目的トイレを利用させるといいでしょう。 子どもを狙っている人は子どもから大人の目が離れるすきを狙っています。 外出先でも油断せず、子どもから目を離さないように注意しましょう。

・プライベートゾーンについて教えておく

子どもが性被害にあわないためには日ごろからプライベートゾーンについて教えておくことが大切です。 プライベートゾーンについて知っているかどうかで性被害にあわずに済む可能性が高まと言ってもいいほど。 ただ、どのタイミングで教えていいのか迷う方も多いでしょう。 最近では幼稚園や保育園でプライベートゾーンについて教えるところも増えてきましたが、いつ教えるのがベストなのかはっきりと決まっているわけではありません。 タイミングとしては子どもが自分の体や性について興味を持った時。 子どもはお風呂に入った時など、自分の体と親の体との違いに強い関心を持つことがあります。 子どもが性に興味を持ち始めたなと思ったら、プライベートゾーンの存在や、「人に触らせてはいけないこと」「大切な場所であることなどをしっかりと教えましょう。 大切なのは親自身がしっかりとプライベートゾーンについて学んだ上で、子どもに教えていくことです。

まとめ

大切なお子さんが性被害にあった時の対処法や性被害にあわないための予防策、教えておくべきことなどをまとめてみました。 日ごろから徹底して対策を取っていても、子どもを狙う悪い大人はちょっとしたすきを狙っています。 お子さんが安心して過ごせるよう日ごろから大人がしっかりと見守り、声かけしたり、心配ごとがあったら気軽に相談できる雰囲気づくりをすることが大切ですね。


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